は じ め に
 『健康』のための運動とはいっても、漠然とした『健康』というだけでは、必ずしも長期にわたって継続することは容易ではありません。「やせるため」とか「キレイに泳げるように」とか「腰痛の予防」といったハッキリとした目的も必要でしょう。そんな目的に適うように、各章毎にテーマ設定をしています。


9-6 トレーニング、休養、栄養のバランス

 トレーニングを継続していく上では、まずカラダが資本です。カラダを作るためには、トレーニングと休養をバランス良く行ないます。又、欠かすことのできないもう1つの要素が体組織を作る上で最も大切な栄養のバランスです。

 3大栄養素とは、炭水化物(糖質)と脂質、蛋白質です。この栄養素無しには、ヒトは、カラダを動かすことさえできません。炭水化物(糖質)は1gは4kcal、蛋白質も1gで4kcal、脂質は1gで9kcalのエネルギーを含んでいます。
 
脂質の多い食事は、必然的に高カロリーになってしまいます。そこで、脂肪を敵視する傾向はありますが、脂質にも体の酵素を作る重要な役割を担っており全く取らないと弊害をきたしてしまいます。

 炭水化物(糖質)は、体を動かすエネルギーに多く使われますが、摂取が多く消費されないと体の中で脂肪に変換され皮下脂肪として蓄えられます。

 蛋白質は、筋肉組成に多く使われます。エネルギーとして使われることもありますが、エルルギーに変換するためには、時間が長くかかってしまいます。蛋白質の取り過ぎは、腎臓に負担をかけてしまいます。

 いずれにせよ、炭水化物(糖質)、脂質、蛋白質を過不足無くバランスよく摂取し、あわせて活動的な生活を保ち十分に消費することが、健康で丈夫なカラダ作りには大切です。

 その他の各ビタミンやミネラルにエネルギーはありませんが、体の調整機能に欠かせない栄養素になっています。 ※栄養については第10章をご覧下さい。


9-7 ウエイトトレーニングの実際

 ウエイトトレーニングをする場合、マシーンやバーベル、ダンベル等を使用します。
各部位毎に代表的なトレーニング種目を紹介します。
※アクラブ店舗よっては、ご利用になれない種目もございますがご了承ください。 各種目、反復回数を10回程度とし、それを3〜4セット行いましょう

■ベンチプレス (主働筋:大胸筋 共働筋:三角筋、上腕三頭筋)

  フラットベンチに仰向けになりバーを肩幅よりやや広めに順手で握る。(スタートフィッシュポジション)息を吸いながらゆっくりと胸の中央部にバーを下ろす。2〜3秒後息を吐きながらゆっくりとバーを押し上 げる。

注意点 手首が曲がり過ぎて手首を痛める/肘が下がりすぎて肩に負担がかかる足を挙げることで腰への負担が軽減

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